制震も大事だけど防災グッズも大事①
はじめに
いつ南海トラフ地震や首都直下型地震が起きてもおかしくないといわれている昨今、皆さんはどのように地震対策をされているでしょうか?防災対策は建物の構造に関わる耐震や制震だけでなく、身近な対策ももちろん大事になってきます。今回と次回の2回に渡って、そのような身近で出来る地震対策をご紹介しようと思います。今回は、家具家電の転倒・落下防止対策についてご紹介しますね。
家具の転倒防止対策普及率
内閣府によるH29.11実施世論調査で747人の一般の人にアンケートを取ったところ、大地震に備えるべくとっている対策として「ほぼ全ての家具で対策出来ている」と答えた人が17.7%、「重量のある家具・家電などの固定が出来ている」と答えた人の割合は28.9%と合計で46.6%と過半数以下という結果がわかりました。半分以上の人はしっかりと家具家電の転倒・落下防止対策が出来ていないということですね。
転倒・落下防止対策ができていない理由
そのような対策出来ていない人達に、転倒・落下防止対策ができていない理由のアンケートをとってみると、「やろうと思っているが先延ばしにしてしまっているから」が36.0%、「面倒だから」20.3%、「自分では出来ないと思うから」14.9%となり、これらを合計すると71.2%と大半の理由となります。
お勧めの転倒防止アイテムの紹介
転倒・落下防止策をしていないと、もし大地震が発生した場合、最悪大きな家具や家電の下敷きになって命を落としてしまうケースも考えられます。ということでお勧めの防止対策商品を何点かご紹介しますね。
耐震アトラスネオ IDC大塚家具の家具転倒防止器具です。取り付けも簡単ですが、見た目の美しさが景観を損ないません。流石大塚家具さんですね。
家具転倒防止板がんばります 株式会社カクセーの商品です。タンスなどの下に敷くだけで特殊構造により防震効果があるすぐれものです、お値段も安く見た目も損ないません。
じしん作くん 相日防災株式会社の商品です。こちらは転倒防止と収納の一挙両得を実現させた商品です。
まとめ
いかがでしょうか?耐震工法や制震ダンパーと同様に、今回ご紹介した転倒防止商品も日々進化を続けています。未だ対策とっていない方がいらっしゃいましたら、価格も買い求めやすいので是非お早めに準備してみてはどうでしょうか?次回は転倒防止以外の防災アイテムをご紹介します。